My Chronic Delusion

音楽や吹奏楽、そして下ネタや二次創作が多めですね。

短編ネタぁ!

小説だか漫画だかで書(描)きたい短編的なネタがいくつか仕上がってます。内容をざっくり決めて冒頭だけ漫画にしたり色々と試みてはいるのですが、まぁね。駄目だわ。

☆沈殿するグラデーション
「世界は汚いから、家から出るな」と母に言われ、ずっと狭い世界で育った5歳の少女。部屋の一面を占める窓から見る外の世界は地上に近づくほど濁っている。
「人間の吐く毒は、あなたを傷つけてしまうものよ」ボサボサの頭を振り乱しながら笑う母は、きっと濁った空気に毒されてしまったのだろう。幼い少女は人間の吐く毒というものがわからなかった。
ある日、家の電話が鳴る。家には唯一の同居人である母がいなかった。受話器を取ると同じ年齢の少年の声。「汚い世界であなたは生きていけるの?」徐々に打ち解けていく2人。少女は少年に尋ねた。
嘘を恐る母に育てられた世間知らずの少女の話。
この物語の主人公は、別に考えている吹奏楽物語のフルート藤宮あかりという要らない設定あり

☆とっておきのブラウニーを
「大切な人には心を込めて作ったスイーツを贈るの」そう言いながらブラウニーを作る姉。初恋の中学生、そんな姉を尊敬する小学校の由美子もまた、真似てブラウニーを習得する。
しかし姉は事故に巻き込まれ、ブラウニーを届けることができなかった。大好きな姉を亡くし、それでも強く生きる由美子が中学生になった時だった。「由衣華にそっくりだ」と、男子高校生に呼び止められた。姉の名を久々に聞き、この人は何者なのかと興味を持つ由美子。話せば、中学時代の姉の同級生だと言う。
姉を挟んだ2人の交流が始まる。笑顔が素敵な彼に由美子は次第に惹かれ、ブラウニーを贈ろうと思うようになる。
姉に被せて見て欲しいのか、自分自身を見て欲しいのか?
甘じょっぱい系恋物語?割とありがちな設定ですが

☆聞きたくない音にできない話したい
暗くおとなしいと言われる15歳の少女、柳井。整えない髪の毛の下の顔はいつも無表情で、クラスでよく陰口をたたかれる、子どものよくある光景の一部。何を言われても気にしてはダメだと耐える柳井にも限界は訪れた。
英作文はできても、リスニングや英会話は苦手だった。同じ現象が使い慣れた日本語でも起こってしまった。陰口が、言っている内容が理解できなくなった。発音が、何を意味する音かわからない。元々家でも外でも言葉を交わすことは少ない柳井は、己の内情を紙に吐露する。
しかし、落としてしまった紙をクラスの女子が拾ったらしい。何を言っているのかわからない女子に「罵られ」ていることだけは把握でき、死んでしまいたいような気分になる。「○○○○?」少年の声。涙で歪んだ視界の先には、学年で人気な、音楽好きの仲上だった。
言葉を拒むことしかないこともあるし、言葉が無くても想いは伝わる。
こちらも吹奏楽物語、パーカッションの柳井瑠美という設定

☆大きなロスは最小限
三上は考査の結果を眺め、頭を悩ます。クラスメイトにはそんなに悪い点ではないと言うが、三上は不安で仕方がなかった。「失敗は、許されない」
家はそこまで裕福ではない。兄弟も多い。だから、浪人だの不良債権だのは一番避けなければならないと三上は考える。別に親がそうしろと言うわけではないが、毎日身を粉にして働く両親への負担を軽くしたい。幼い頃はそう考えていた、はずだ。しかし、段々と「失敗を最小限に」と自分を追い込んでいくようになってしまった。
無理はしなくていい、親の愛にすがればいい。
食べるものをストレスで戻して、無駄に食べて吐くくらいなら食べなきゃいいと言わせたいグロ好きな私

☆幼馴染に対する謝罪
4月生まれの和馬は、3月生まれの響希が幼い頃小柄なためいじめられていたのを毎度救い出していた。響希は突き飛ばされようが悪口を言われようが泣かない子で、いじめられていることが理解できていないのではと和馬は考えていた。
小学校に入り、いじめがなくなっても2人は一緒にいた。成長期がやってくるのは響希の方が早かった。入学時では背の順一番前だったのが、卒業時には一番後ろ。和馬も何となく疎遠になってしまう。2人の間には長年蓄積された信頼以外の繋がりが無くなってしまったようにも思えた。
「無理に友達してくれなくてもいいよ」中学卒業を前に、和馬はポツリと漏らす。響希はその言葉を噛み砕き飲み込み、そのまま目から涙を溢れさせる。
友情を超えた想いに対し罪悪感を募らせる話。
早い話、ホモが書きたかった

☆露払い
双子の話。

☆あと、同じ男の子に恋した2人の女の子の悪夢の話とか考えてます。